聞きいたとおりだ ついに見みつかった
伝説でんせつの空飛そらとぶ船ふね
噂うわさはもう町中広まちじゅうひろまって
仲間なかまたちは集あつまってる

おそらくここにはもう戻もどれない
どうだっていいのさみんな乗のり込こめ
重おもりをはずしたら
空そらが僕ぼくらの手てを引ひいた

行いこうよ!
スピード 風かぜにまかせて
重おもくなるような過去かこは置おいていく
ここじゃない「希望きぼうの場所ばしょ」へ

見みてみろよ広ひろがるこの景色けしき
人ひとがアメ玉だまのようだ
新あたらしい希望きぼうに満みちた空そら
なのに少すこしだけ不安ふあんが

「それじゃあここで」みんな降おりていく
「もう少すこし行いくよ」僕ぼくは手てを振ふる
思おもい出だせなくなった
僕ぼくはどこへ行いきたかった?

本当ほんとうは 劣等感れっとうかんを置おき去ざりに
新あたらしい自分じぶんになりたかった
このままじゃ繰くり返かえすのに

「ここじゃない場所ばしょ」の存在そんざいを
願ねがうだけじゃ駄目だめなんだ

行いこうか!
自分じぶんで選えらんだ道みちが
いつかはきっと希望きぼうの場所ばしょになる
「今いまの僕ぼく」が変かえていく
風かぜの船ふねならもう...
割われてなくなった