この場所ばしょにふさわしい愛あいで在ある為ために 僕ぼくらはどんな道みちのりを歩あゆんできただろう?
この地球ほしにふさわしい者もので在ある為ために 歴史れきしは何度黒なんどくろい雨あめを降ふらすのか?

あなたが産うまれたあの日ひにテロが始はじまって
あなたに何なにか託たくす様ように消きえた命いのちその意味いみはまだ雲くもの上うえ

現実げんじつを見みたくない者達ものたちの為ために 自由じゆうと呼よばれもてはやされた罠わながあった
現実げんじつに挫くじけてる者達ものたちの為ために 夢ゆめという劇薬げきやくを神かみは創つくった

千せんの哀かなしみはあなたを逃にがしはしないだろう
千せんの苦くるしみはあなたを優やさしさ知しる大人おとなに変かえる

時ときは過すぎゆく…その速はやさ この頃愛ころいとしくて
あなたと過すごす瞬間しゅんかんは永遠えいえんより長ながく

さぁ、その手てにはあなただけの名誉めいよが在ある その裏うらにはあなただけの孤独こどくも在ある
右みぎへ向むかえば囚とらわれの身みとなるだろう 左ひだりへ行いけばその死しすら知しる者ものもない

どんな幸しあわせもあなたをからっぽにするだろう
どんな不幸ふしあわせもいつか「懐なつかしさ」と呼よべる友ともになる

人ひとは儚はかない…それゆえに 美うつくしくなければ
あなたを愛あいす…それだけで良よかったはずなのに

人ひとは去さりゆく…そしてまた 生うまれ変かわれるなら
花はなになれたら…もの言いわぬ 決けっして誰だれも傷きずつける事ことの無ない花はなに

届とどいて
あなたへ
確たしかな
あなたへ