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夢中むちゅういかけた いまでもまだ…
きみだけをつめて きられたら…

つくえかざった写真立しゃしんたての二人ふたりがひどく色褪いろあせてうつった
何気なにげないことがたりまえだったころ日々ときもどればいいのに

きみはいつも ぼくのために
“やさしいひと”でようとしたよね
ほつれていくひだりいと
からむばかりで

夢中むちゅういかけた いまでもまだきみいたい
ほころびでいたんだこころだけがりのまま
きみだけをつめて きていけばラクになれたの?
かんではえてくこたえをまださがしてる

いまならわかるよ
きみという存在そんざいがすべて“いとしさ”だったと

ぼくはいつも きみのために
“つよいひと”でようとしたんだ
平気へいきだったわけじゃないこと
つたえたかった

はじまりとわりが 映画えいがのようにまってるなら
もっと上手うまいて上手うまわらう それでいいのに
一面いちめん感情おもいえがくようにりつぶせたら
なにもかもわすれていけるようながしてた

ながれてく時間じかんなか二人ふたり わらいあっても
おだやかにぎていく記憶きおくはただ綺麗きれいなままで
二人ふたりがそれぞれの未来選みらいえらときたって
わらいながらうよ
きみのことをわすれない」