さよならは ねぇ
さよならは ねぇ
さよならだけは言いわないでね
きみじゃなきゃ ねぇ
きみじゃなきゃ ねぇ
今いまもまだ愛いとしいひと

すれ違ちがう人ひとに紛まぎれて
同おなじ今日きょうを遠目とおめに見みてる
街まちの風かぜが突つき刺さす冬ふゆは
左手ひだりてだけ温あたたかかった

あとどれくらい
いれるのだろう
分わかってたらわがままなんて
言いわなかったのに

さよならは ねぇ
さよならは ねぇ
さよならだけは言いわないでね
きみじゃなきゃ ねぇ
きみじゃなきゃ ねぇ
何なにもかも崩くずれちゃうよ

あたしじゃない人ひとと歩あるいて
同おなじ場所ばしょをどう見みているの?
重かさねた手てを離はなしてしまう
笑わらうきみが見みえなくなった

あとどれくらい
いれるのだろう
分わかってたらもう少すこし
優やさしく出来できたのかな

さよならは ねぇ
さよならは ねぇ
さよならだけは言いわないでね
いつかまた ねぇ
いつかまた ねぇ
なんてこと言いえないよ ねぇ

さよならは ねぇ
さよならは ねぇ
さよならだけは聞ききたくないよ
きみじゃなきゃ ねぇ
きみじゃなきゃ ねぇ
遠とおくても愛いとしいひと

さよならは ねぇ
さよならは ねぇ
さよならだけは言いわないでね
きみじゃなきゃ ねぇ
きみじゃなきゃ ねぇ
今いまもまだ愛いとしいひと

愛いとしいひと