悲かなしくないわけじゃないの
誰だれにも言いわずにいただけ
「私わたし、大人おとななんだから」

誰だれも傷きずつけないよう
そうよ、笑わらって振ふる舞まえるわ
「私わたし、大人おとなでしょ?」

強つよがらずに生いきてくには
その手てにすがればよかっただけなのに
上手じょうずに泣なけないでいる君きみへ

君きみが幸しあわせでありますように
私わたしが心こころから想おもってるわ

君きみが幸しあわせでいてくれるなら
私わたしもね、強つよがって生いきるわ

繋つなぎとめるためになんて
涙なみだは流ながしたくない
「もう、大丈夫だいじょうぶよ」

おかしいでしょ
見みえ見みえの
悲かなしいくらいの嘘うそを
わざと(ついて)
笑顔えがお(つくる)
そういう生いき物ものよ

振ふり返かえらず生いきてくには
何なにかを忘わすれてゆくものなのに
素直すなおに泣なけないでいる君きみへ

君きみが幸しあわせでありますように
私わたしが心こころから想おもってるわ

出逢であうことなどなくたっていい
この地球ほしの何処どこかにいるから

その理想りそうを捨すてきれず雨あめに打うたれ
Deeply Deeply Deeply Deeply
そこから
何なにかがまた始はじまるわ

君きみが幸しあわせでありますように
私わたしが心こころから想おもってるわ

君きみが幸しあわせでいてくれるなら
私わたしもね、歩あるいてゆけるわ

君きみが幸しあわせでありますように
この地球ほしの何処どこかで想おもってるわ

出逢であうことなどなくたっていい
胸張むねはって強つよがって生いきましょう

-何処どこかにいる親愛しんあいなる君きみ-