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あめとどかない このうみそこ
珊瑚さんごにからまる なみだあわ

122 回紡かいつむいだ言葉ことば
こえにならずにポロポロこぼれた

みんなをやっかんで突伏つっぷしていていたよ
ほんとうにずるいのは だれかのせいにしたぼくなのに

海水かいすいにのみこまれた 産声うぶごえをあげたんだよ
ただつめたさにおどろいて
かがみきみはいつもぼくむしなんてうんだよ
すぐくやつはきらいだって

びたかがみあかうつった
むしがきらいなぼく

このままじゃ なにもしないうちにわりそう
どうしてもゆずれないゆめが まだ ここにあるから

海水かいすいにのみこまれた 産声うぶごえをあげたんだよ
ただせつなさにおどろいて
あたらしい世界せかいいたのは かなしいからじゃなかった
こころがふるえていたから

あぁ ぼく言葉ことばはいつも むねとびらにこだましてちた
だけどつたえなくちゃなにわらないから
ほら いまうたうよ

海水かいすいにのみこまれた 産声うぶごえをあげたんだよ
ただつめたさにおどろいて
ゆめにじんだなみだなら 茶化ちゃかされたってかまわない
ぼくこえとどくなら

海水かいすいにのみこまれた 産声うぶごえをあげたんだよ
ただせつなさにおどろいて
むしジュゴン大丈夫だいじょうぶ うみのなかでなくんだよ
そうしたらだれもわかんない
そうしたらだれもわかんない