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よみがな
ぼくは静しずかにページめくった
黴かびの匂においにきみは目醒めざめた

ああここはどこからも
遠とおざけられた場所ばしょ
海うみは風かぜに凪なぐ
物ものいわぬ便箋びんせんのように

鳥とりは静しずかに翼つばさたたんだ
夏なつがおわれば夏なつがはじまる

過あやまちをおかした
海辺うみべの行列ぎょうれつ
途方とほうに暮くれ微睡まどろむ
罰ばつを忘わすれられて

止とまる世界せかいでページめくった
いまも目次もくじに たどり着つけない
いまも目次もくじに たどり着つけない