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空前絶後くうぜんぜつごこいをした 世界せかいひかったあの衝動しょうどう
僕等ぼくらかかえてる

わけもなく今日きょういやになって いらない荷物にもつかかえながら
今更説明いまさらせつめいのしようもないくらい いつもの慢性的まんせいてき景色けしき

あるきにくいくつをはいて それなりのレールのっかって
ればほど明日あすした

不甲斐ふがいない世界せかいをののしって 不感症ふかんしょうだらけのこのこころ
明日あした意味いみなど たなくなった
そんな意味いみ大事だいじだった あのころちがっているものは
いったいなんだろう

てがないならばわりもなくて あてがわれた居場所守いばしょまもって
袋小路駅ふくろこうじえき無感情行むかんじょういきの 通勤電車つうきんでんしゃまれ

不平不満ふへいふまん惰性だせいゆられ 憂鬱ゆううつ鬱屈雨霰うっくつあめあられ
未来みらいあきらめた こころかかえてる

世界せかい時々残酷ときどきざんこく僕等ぼくら真上まうえ通過つうかして
きて気持きもちを うばった
明日あすとかゆめとか希望きぼうとか れることがこわくなり
僕等ぼくらながれてる

あの頃抱ころかかえてた さお夢達ゆめたち
素直すなおになれる場所ばしょ 僕等一番光ぼくらいちばんひか場所ばしょ

かかえたものはいつまでも かかえたままではわらない
かされる場所ばしょさがしてる
ある日突然返ひとつぜんかえされる 人事ひとごとになった過去かここと
そこに明日あす希望きぼうがあるなら

世界せかい時々夢ときどきゆめ僕等ぼくら真上まうえひかってる
きて気持きもちの つぼみを
大事だいじ大事だいじにあたためた かかえたものがそれならば
僕等ぼくらゆめ