あの坂道さかみちの上うえ
行いってみようよ
何なにが在あるかはわからない
切せつないほどに澄すみ渡わたる
青空あおぞらに続つづく様ような
あの坂道さかみちの上うえへ。

ああ、君きみと来きたいな
二ふたつの島しまが浮うかぶ海うみ。
ああ、君きみと見みたいな
紅あかい夕日ゆうひが謡うたってる、
紅あかい夕日ゆうひが謡うたってる。

あの砂利道じゃりみちの向むこう
行いってみようよ
何なにが在あるかはわからない
瞬まばゆいばかりに輝かがやいた
緑みどりの森もりに続つづく
あの砂利道じゃりみちの向むこうへ。

ああ、君きみと来きたいな
見渡みわたす限かぎり菜なの花畑はなばたけ。
ああ、君きみと来きたいな
紋白蝶もんしろちょうが呼よんでる、
紋白蝶もんしろちょうが呼よんでる。

地図ちずなどいらないさ
二人ふたりのなかにある
時ときには不安ふあんなら
立たち止どまればいいよ、
いいよ。

まだ見みぬあの場所ばしょ
行いってみようよ
何なにが在あるかはわからない
思おもい描えがいた通とおりになる
迷まようことなどはない
まだ見みぬあの場所ばしょへ。

ああ、君きみとゆくんだ
あの楽園らくえんは遥はるか向むこう
ああ、君きみと目指めざすよ
鯨くじらがニヤリと誘さそうよ、
鯨くじらがニヤリと誘さそうよ。