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雲間くもまからのぞくあおはる
旅立たびだちのときをっている

れておくれ
その木陰こかげ
あめむまででいいよ
いつかおなゆめたな
きみおぼえてる?

れたらもうきみはいないけど
ぼくのシャツもやがてかわくだろう
かなしむことなどないのです
またきっとえるよ
雨宿あまやど

あらいたての太陽たいようわら
みずたまりはそらえがいた

せておくれ
そのねがいを
くだらなくたっていいよ
いまおなゆめてる
ぼくわれずに

すごいスピードで
くもかたちえていく
ぼくもそんなふうにいられたなら
きみまもれたかな

こらえたなみだがいつか
とおくのまち雨降あめふらせるだろう
約束やくそくなんてしなくていいよ
荷物にもつすくないほうがいい

れたらもうきみはいないけど
ぼくのシャツもやがてかわくだろう
かなしむことなどないのです
またきっとえるよ
雨宿あまやど