空そらに汽車きしゃを浮うかべて
風かぜの道みちを見みていた
しずかな日差ひざしの日曜日にちようび

想像そうぞうの世界せかいなら
どこまででも飛とべるよ
今いますぐ遠とおくまで行いこう

さあ地図ちずなんてない旅路たびじさ
それもいいだろう
ただ信しんじる気持きもちだけが
魔法まほうになるよ

雲くもを線路せんろにしては
鳥とりとたわむれながら
小ちいさくなる街まちを見みてた

誰だれも知しらない丘おかで
歌うたなど歌うたいながら
夕日ゆうひに涙なみだを流ながすだろう

まだ大人おとなになれない心こころが
顔かおを出だすから
また困こまらせてしまうね
悪気わるぎはないさ

戻もどれない
時間じかんの階段かいだんを
僕ぼくらは上のぼる
胸むねを軋きしませて

早はやく起おきて、と笑わらう
あきれ顔がおの誰だれかさん
いつかの風かぜが僕ぼくの横よこをそっと通とおり過すぎていく
しずかな日差ひざしの日曜日にちようび