身体からだの線せんなぞって いつまでもあなたを吐息といきで埋うめて
この痛いたみ絡からまる 指ゆびに残のこる淡あわいぬくもりを

傷きずつけ合あうそんな恋こいも 形かたちじゃないどんな愛あいも
一晩中求ひとばんじゅうもとめ合あう 二人ふたりだけ

あなたの心しんまで 今いま 触ふれさせて
夢ゆめから さめても キスの余韻よいんだけ

好すき嫌きらい間あいだで 揺ゆれる程ほどにあなたがいとおしい
細ほそい髪委かみゆだねる 夜よるに震ふるえる鏡かがみを見みつめて

例たとえば世界せかいが終おわっても 二人ふたりは愛あいし合あうだろうか
互たがいの首くびにまだ見みえない 鎖くさりだけ

ふざけているように まだ 思おもえても
二人ふたりは 誰だれかを そう苦くるしめて

あなたの心しんまで 今いま 触ふれさせて
夢ゆめから さめても キスの余韻よいんだけ
ふざけているように まだ 思おもえても
二人ふたりは 誰だれかを そう苦くるしめて

身体からだの線せんなぞって