二人ふたりの足跡あしあと 離はなれてゆく
もう二度にどと戻もどれないから

君きみと二人ふたりきりで歩あるいたあの坂道さかみちも
全すべて記憶きおくの中なかで今いまでも鮮あざやかなままで

いつも隣となりには君きみが
笑わらって待まっててくれた
だけどもう涙なみだしても
あの日ひの君きみはいない

伸のばしたこの手てじゃもう届とどかない
約束やくそくしたあの日ひの君きみに
いつかの願ねがいは光ひかりの中なか
眩まぶしくて目めを閉とじた時とき
君きみの笑顔えがおを思おもい出だしたよ

帰かえり道一人みちひとりでぼんやり空そらを見みつめて
あの頃ころの美うつくしい記憶きおくだけ思おもい出だすけど

今いまは君きみの笑顔えがおさえ
私わたしには届とどかないよ
寂さみしくって 虚むなしくなって
涙なみだが零こぼれ落おちた

儚はかなく揺ゆれてる花はなのように
願ねがえば願ねがうほどに君きみは
遠とおくの場所ばしょへと 進すすんでゆく
立たち止どまり 振ふり返かえるけど
もう何なにも残のこってはいないよ

偶然ぐうぜんなら こんな悲かなしみさえ
出会であえることはなかった
忘わすれないように繰くり返かえしながら
君きみのことを思おもうよ

こんなに誰だれかを好すきになって
不安ふあんでしかたない夜よるでも
心こころの隣となりに君きみがいたよ
この気持きもち届とどけたい

伸のばしたこの手てじゃもう届とどかない
約束やくそくしたあの日ひの君きみに
いつかの願ねがいは光ひかりの中なか
眩まぶしくて目めを閉とじた時とき
君きみの笑顔えがおを思おもい出だしたよ