「左ひだりだよ」って誰だれかが言いう
迷まよいもせず右みぎを選えらんでみたんだ
「疑うたがってんじゃないか」って
だって信しんじたって 答こたえとか無ないんで

独ひとり善よがっちゃいけませんってヘタり
でも「人ひとって誰だれだってそんなん」って
強つよがってないんだって だから待まってよ
って 気付きづいたら一人ひとり

瑠璃るりだって玻璃はりだって照てらせば光ひかる
って 僕ぼくはじゃぁ何なんでここに居いる?
またディテール掘ほり返かえしては
眠ねむれない夜よるを過すごすのさ

不安ふあんなんてどっさり抱かかえたまんまで
僕ぼくは大人おとなって言いえんのかい?
全すべて「何なんとなく」で済すまして来きたツケに
脅おびえながらも走はしんだよ

今更何処いまさらどこに逃にげ場ばがあるでも
誰だれが助たすけてくれるでもないんだけど

one,two で生うまれて
それで one,two って息いきをしてんだ
触さわって 傷付きずついたって
「それで良いい」って 君きみが教おしえてよ
one,two って决きめたって
また one,two って変かわったりして
one,two ねぇ one,two
遠回とおまわりして僕ぼくを見付みつけてよ

乗のり越こえるべきは高たかい壁かべか 目めの前まえの現実げんじつか
その前まえに自分じぶんをまだ続つづけるってな意思いしを
いかに かくなる上うえは「繋つなげろ」って言いう?

大掛おおがかりな夢ゆめも希望きぼうも
棄すてちゃえば楽らくになった気きがして
んで喉のどから手てを出だしては
熟うれたノルマが欲ほしいんだよ

右みぎへ倣ならえで笑顔えがおを讃たたえて
争あらそいは悪あくだとも洗脳せんのうされて

one,two で始はじめて
なのに one,two って終おわってくんだ
たまには怖気付おじけづいたって
「それで良いい」って 君きみが教おしえてよ
one,two って習ならったはずが
one,two って履はき違ちがえたりして
one,two ねぇ one,two
近道ちかみちして僕ぼくを見付みつけてよ

誰だれかの不幸ふこうを犠牲ぎせいにして
僕ぼくら名なばかりの平和へいわを手てにしてんのに
「それが当然とうぜん」と慣なれ過すぎちゃって
寄よって集たかって 鳴なりを潜ひそめんだよ
でも知しってんだよ
みんな知しってんだよ
無理むりして笑わらってんだよ
陰かげで泣ないてんだよ

one,two で生うまれて
今日きょうも one,two って息いきをしてんだ
触さわって傷付きずついたって
「それで良いい」って 君きみが教おしえてよ
one,two って奪うばわれて
また one,two ってやり返かえしたりして
one,two ねぇ one,two
遠回とおまわりして君きみが見付みつけてよ

one,two で支ささえて
すぐに one,two って離はなれてくんだ
「検討中けんとうちゅう」とか「そのうちに」とか
まやかしだって 誰だれかが言いえよ
one,two で生うまれて
いつか one,two って消きえて無なくなんだ
one,two ねぇ one,two
もう裏道使うらみちつかって僕ぼくを見付みつけてよ