人混ひとごみを掻かき分わけるように
君きみを見みつけ出だしたわけじゃない
君きみじゃなきゃダメだったわけでもない
ただの偶然ぐうぜんなのさ そうなのさ

綺麗きれいごとを言いうつもりなど無ないし
お世辞せじなんて歯はが浮ういて言いえない
でもたまにちょっと思おもうんだ
君きみはそれで良いいのかな どうなのかな

伸のばしてた髪かみを切きっていた時とき
少すこし派手はでな色いろの服ふくを着きて来きた時とき
それは何なにかのメッセージかサイン
気付きづくべきだったかも知しれない

僕ぼくが躊躇ちゅうちょしたその先さきに
寂さみしげな顔かおの君きみが居いたんだ
迎むかえに行いこう 迎むかえに行いこう
夜よるが明あける前まえに 朝あさになる前まえに 静しずかに

すべて順調じゅんちょうなようで
何一なにひとつ前まえに進すすんでない
そんな時ときは决きまって君きみが励はげまし
僕ぼくはうつむいて口くちを塞ふさぐだけ

君きみには君きみの社会しゃかいがあって
でも僕ぼくはそんなの顧かえりみる事無ことなくて
欲よくのままぶつけて
わかってるつもりが そうも行いかなくて

でも僕ぼくを癒いやすように その度たびに
大人おとなの顔かおした君きみが居いたんだ
迎むかえに行いこう 迎むかえに行いこう
夜よるが明あける前まえに 朝あさになる前まえに 静しずかに

夢ゆめを追おうように 君きみだけ見みてたら
幸しあわせの意味いみも 愛あいってものの価値かちも
わかったりするかな
優やさしくなれるかな
わかったりするかな
僕ぼくにも行いけるかな
君きみの待まつ場所ばしょへ

今いまも躊躇ちゅうちょしてるその間あいだに
寂さみしげな顔かおの君きみが居いるんだ
迎むかえに行いこう 迎むかえに行いこう
夜よるが明あける前まえに 朝あさになる前まえに

それでも閉とざしたこのドアノブに
優やさしく手てをかける君きみが居いるんだ
迎むかえに行いこう 迎むかえに行いこう
夜よるが明あける前まえ 朝あさになる前まえに 静しずかに