"さよなら"と小ちいさな強つよがりでつないだ手ては緩あたたまって
最後さいごに静しずかに離はなれてゆく指先ゆびさき
お互たがいに振ふり向むかず虚むなしく季節きせつを変かえてゆくカレンダー
心こころの時計とけいは君きみがそばにいた時ときのままで

手放てばなしたはずが空あいた隙間すきまを埋うめるように
ただがむじゃらでしかいられなかった
向むき合あいすぎて見みえなかった
わかりあえてたことが特別とくべつだった

君きみとは別べつの時間じかんを過すごしても
違ちがう景色けしきを眺ながめても
よく似にてる誰だれかじゃ何なにも意味いみがないんだ
遠回とおまわりしてるようにただ通とおり過すぎてく
見慣みなれた横顔よこがお 気きづけば探さがしてたよずっと

寝癖ねぐせのまま待まち合あわせに遅おくれ 変へんな言いい訳わけ
いつも的外まとはずればかり
よそ見みもするし 二回目にかいめじゃなきゃ返事へんじもしないのに
どんな時ときもそばにいてくれた

わがままだと言いいのけてた
本当ほんとうの優やさしさとも知しらずに
馬鹿ばかげた矛盾むじゅんを受うけ止とめてくれたのは君きみだけだった
遠とおく離はなれたから気きづけたのかも
分わかり合あえてた事ことが特別とくべつだった

君きみとは別べつの時間じかんを過すごしても
違ちがう景色けしきを眺ながめても
よく似にてる誰だれかじゃ何なにも意味いみがないんだ
遠回とおまわりしてるようにただ通とおり過すぎてく
見慣みなれた横顔よこがお 気きづけば探さがしてたよずっと

止とまったままの時計とけいは いつか動うごき出だすと思おもっていたけど
二人ふたりで築きずいた時間じかんは 一人ひとりじゃ進すすめられないから
忘わすれたフリして忘わすれようとしても答こたえはわかりきっているのに

会あいたくて
触ふれたくて
今いますぐにでも声聞こえききたくて

君きみとは別べつの時間じかんを過すごしても
違ちがう景色けしきを眺ながめても
よく似にてる誰だれかじゃ何なにも意味いみがないんだ
遠回とおまわりしてるようにただ通とおり過すぎてく
見慣みなれた横顔よこがお 気きづけば探さがしてたよずっと

当あたり前まえのように隣となりにいた
言葉ことばは何なにもいらなかった
よく似にてる誰だれかじゃこんなに愛あいせなかった
遠回とおまわりしてきたけど
あなたが好すきです
見慣みなれた横顔よこがお 大切たいせつすぎた二人ふたりの時間じかん