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大丈夫だいじょうぶ 大丈夫だいじょうぶ おどけてみせるぼく
ちいさなサーカスのきピエロ

まるいお月様つきさまみたいな
ボールのうえ バランスをとって
派手はでころんだりしちゃって
わらわれるのがぼく仕事しごと

客席きゃくせきいてるきみつけた
そんなかなしいかおはしないでよ
パパもママもらないきみなみだ
ぼく気付きづいた ぬぐってあげなくちゃ

大丈夫だいじょうぶ大丈夫だいじょうぶ いたくもかゆくもないんだよ
きみわらってくれるなら』
ダイジョウブ、ダイジョウブ 無様ぶざまころぼく
さなサーカスの玉乗たまのりピエロ

まないきみうんだ
「あなたのうそかなしいの」って
うそなんてひとつもいてないよ』
その言葉ことばにまたした

客席きゃくせきせない仮面かめんした
あなたがかくした素顔すがおをみせて
怪我けがしたときいたいって つらいときはわめ いて
ずかしいことはないんだから

大丈夫だいじょうぶ大丈夫だいじょうぶ 上手うまわらえなくていいんだよ
もう二度にどうそけないように
大丈夫だいじょうぶ大丈夫だいじょうぶ こらえたりしなくていいんだよ
わたし一緒いっしょいてあげる」

大丈夫だいじょうぶ 大丈夫だいじょうぶ きみつけてくれた
わすれかけてたぼくかお
大丈夫だいじょうぶ大丈夫だいじょうぶ」 それはまるで魔法まほうのようだ
ほら嘘吐うそつきピエロはもうえていなくなった