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よみがな
真冬まふゆそらをかけていく かわいたかぜによく
あなたのやさしいこえきたくなる しろよる

だって けば いまもそこに わらぬ 景色けしきあるようで
ゆめ現実げんじつ それともまぼろしか まるで こわれた時計とけいみたいだよね

くだった ねがいなのになお かがやいて
まるで うつくしい おもえてしまうの
ガラスみたいね ひろあつめた欠片かけら
らず らずに こころきずつけて

黄昏たそがれうみかぶ 時間じかんめた月影つきかげ
雲間くもまかくしたねがよいやみさがした 星屑ほしくず

自分じぶんなみだられて 大事だいじひとかなしみに
づけぬような よわさなどいらない 時計とけいはりを このうごかしてく

きずつくことに れてしまいたくない
もろくはかなゆめこわしたとしても
あお月影つきかげ すべあばいてしまえ
よるのくちづけ 孤独こどくつけたゆめ

きずつくことを おそれてしまいたくない
きるつよさを あいしてゆくつよさを
ったあとのこるものに いつしか
ほんのすこしの真実しんじつえるまで