白髪しらがが増ふえたよね お父とうさん
元気げんきでいるかな? テレビを見みながらうたた寝ねして風邪かぜをひいてないかな?

「たまには電話でんわしなさい」と呟つぶやいた声こえに「そうだね」って返かえす
いつもより 静しずかな朝あさでした

私わたしが生うまれた時ときを 覚おぼえていますか?
どんな気持きもちで私わたしを 抱だきしめたんですか?

小ちいさい頃ころはお転婆てんばだった すぐに走はしって転ころんで泣ないた
そんな時ときは困こまった顔かおで私わたしの頭あたまを撫なでてくれた

約束やくそくしたよね お父とうさん
「大おおきくなったらパパと結婚けっこんする」なんて言いって ほっぺにキスをしたね

好すきになる人ひとにその背中せなかを重かさねてみる
どこが似にてるかな?なんてまた その背中思せなかおもい出だす

好すきな食たべ物ものが同おなじ 嫌きらいな物ものも同おなじ
ママがため息いきをついて「そっくり」とつぶやいた

父ちちの日ひには名前なまえを入いれた ボールペンをプレゼントした
それを色いろんな人ひとに自慢じまんしてることも 知しってるよ

ありがとういつも お父とうさん
私わたしを本気ほんきで叱しかってくれたのは 私わたしの事本気ことほんきで想おもってるから

それじゃあまたね お父とうさん
私わたしの自慢じまんは 大好だいすきなパパの娘むすめに生うまれてこれたこと