三年さんねんぶりの君きみの声こえは
今いまもいたずらに 心こころをくすぐる

同窓会どうそうかいを抜ぬけ出だして
雪ゆきの校舎こうしゃふたり 歩あるいている

星空ほしぞらのバス停てい
白しろい息いきで両手りょうてあたためる君きみを
あの日ひも見みていた
「寒さむいね」と言いった その笑顔愛えがおいとしくて

君きみが好すき 今日きょうまで出会であった誰だれより
いつの日ひでも ふたりは友達ともだちなの?
この街まちに わた雪ゆきが降ふるよ
交まじわらない足跡あしあとを消けしていく

ベルが鳴なってもグラウンド眺ながめ
叱しかられるまで話はなし続つづけたね

気きづかないフリしたけど
あの子追こおう目線めせん 私わたしをすり抜ぬけてた

薬指光くすりゆびひかる雪明ゆきあかり
今いまでも大事だいじに想おもってるんだね
心こころがいたいよ でも
そんな君きみだからこそ好すきだった

君きみが好すき どんなに時ときが流ながれても
いつの日ひでも ふたりは友達ともだちなの?
教おしえて わた雪ゆきの夜よるに
ふれた指先ゆびさき 言いおうとしてやめた言葉ことば

好すきだよ もし声こえにしたとして
白しろく消きえてしまうなら いいのかな
好すきだよ いつになっても
君きみは私わたしの大切たいせつな初恋はつこい