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よみがな
裸足はだしのままの少年しょうねんなみだいて、 もうすこししたらわれるとおもっていた。
孤独こどく種類しゅるいがあるのなら、 まだましなほうだとおもっていた。

とびらこうがわには、あさっているというのかい?
いますこしでもいい、ひかりなかへ。

使つかふるされた残像ざんぞうばして、出来できもしないような約束やくそくおもしていた。
なんてうつくしきこの世界せかい。なんてきたないこの世界せかい

どれだけかりえたら やいばをしまっていいんだろう?
いつかはかお見合みあわせてわらえるのだろうか、ひかりよ!

しの心臓しんぞうは、ほこりにちたままで。
いたあしきずって、なおもまだすすむんだ、すこしでもいい。ひかりなかへ。

とびらこうがわには、あさっているのだろう。
やいばをしまうときには、わらいあえているのだろう。
ぼくら、こしげて。ひかりなかへ。