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裸足はだしのままの少年しょうねんは涙なみだを拭ふいて、 もう少すこししたら変かわれると思おもっていた。
孤独こどくに種類しゅるいがあるのなら、 まだましな方ほうだと思おもっていた。
扉とびらの向むこう側がわには、朝あさが待まっているというのかい?
今いまは少すこしでもいい、光ひかりの中なかへ。
使つかい古ふるされた残像ざんぞうに手てを伸のばして、出来できもしないような約束やくそくを思おもい出だしていた。
なんて美うつくしきこの世界せかい。なんて汚きたないこの世界せかい。
どれだけ分わかり合あえたら 刃やいばをしまっていいんだろう?
いつかは顔かおを見合みあわせて笑わらい合あえるのだろうか、光ひかりよ!
剥むき出だしの心臓しんぞうは、誇ほこりに満みちたままで。
痛いたむ足あしを引ひきずって、尚なおもまだ進すすむんだ、少すこしでもいい。光ひかりの中なかへ。
扉とびらの向むこう側がわには、朝あさが待まっているのだろう。
刃やいばをしまう時ときには、笑わらいあえているのだろう。
僕ぼくら、腰こしを上あげて。光ひかりの中なかへ。
孤独こどくに種類しゅるいがあるのなら、 まだましな方ほうだと思おもっていた。
扉とびらの向むこう側がわには、朝あさが待まっているというのかい?
今いまは少すこしでもいい、光ひかりの中なかへ。
使つかい古ふるされた残像ざんぞうに手てを伸のばして、出来できもしないような約束やくそくを思おもい出だしていた。
なんて美うつくしきこの世界せかい。なんて汚きたないこの世界せかい。
どれだけ分わかり合あえたら 刃やいばをしまっていいんだろう?
いつかは顔かおを見合みあわせて笑わらい合あえるのだろうか、光ひかりよ!
剥むき出だしの心臓しんぞうは、誇ほこりに満みちたままで。
痛いたむ足あしを引ひきずって、尚なおもまだ進すすむんだ、少すこしでもいい。光ひかりの中なかへ。
扉とびらの向むこう側がわには、朝あさが待まっているのだろう。
刃やいばをしまう時ときには、笑わらいあえているのだろう。
僕ぼくら、腰こしを上あげて。光ひかりの中なかへ。