風かぜきり自転車じてんしゃで 駅えきまで向むかう いつもの
散歩さんぽの犬いぬが しっぽを振ふった
朝あさが 始はじまる・・・
コンビニの窓まどに 髪束かみたばねた自分じぶんが
マラソンのランナーのように
前まえだけ見みてる
胸むねの中なかの 深ふかく静しずかな空そら
走はしっても 走はしっても どこまでも蒼あおく・・・
『どうしている?
元気げんきでいる・・・
いつもそこで見みている?』
ちぎれた 雲くもが流ながれる

目めの前まえのことに ただ夢中むちゅうで来きたけど
もっと暖あたたかく もっと柔やわらかく
なれたらいいのに・・・
胸むねの中なかの 深ふかく静しずかな空そら
走はしっても 走はしっても どこまでも蒼あおく・・・
『それでいいよ・・・』
声こえが言いった・・・
いつもの朝あさの街まち
ちぎれた 雲くもが流ながれる