世せ界かい中じゅうの寂さびしさを背せ負おって
ざわつく若わか葉ばの夜よるが更ふけていく八はち月がつ
帰かえり道みち
石いし段だんを一いっ歩ぽ一いっ歩ぽ進すすむ
優やさしい瞬しゅん間かんを思おもい出だして
群ぐん青じょうの空そら 見み上あげるよ

今いま 変かわる きっと 変かわる
いつもの寂さびれた道みちで
今いま 回まわる フィルム 次つぎのシーンは
コバルトブルーの
海うみをまたいで 空そらまで晴はれて
君きみもはしゃいで 大おおきな歌うた
朝あさまで歌うたおう 手てを握にぎり合あう
ラストシーンが待まっているよ
いるよ

愛あいなき世せ界かい やるせない吐と息いき
真まっ赤かな街がい路ろ樹じゅの落おち葉ばと
君きみの仕し草ぐさが懐なつかしい
季き節せつは流ながれ
七なな色いろに散ちった場ば面めん集あつめて
いつか素す晴ばらしい映えい画がを描えがくんだ

まだ 浮うかぶ 消きえては浮うかぶ
いつかの紫陽花あじさいの雨あめも
今いま 暮くれる 静しずかに暮くれる
シラフの太たい陽ようも全すべて
繋つなげてみるよ 色いろ鮮あざやかに
広ひろげてみるよ 出で来きるだけの
綺き麗れいな色いろに仕し立たてて飾かざろう
それだけでほら 何なにもかもが
光ひかってるよ 見みえるかい?

世せ界かい中じゅうの寂さびしさを背せ負おって
沈しずんだ夕ゆう日ひの後あとを追おいかけた
愛あいなき世せ界かい やるせない吐と息いき
黒くろく光ひかる闇やみ 見みつめてる僕ぼくら

今いま 変かわる きっと 変かわる
いつもの寂さびれた道みちで
今いま 回まわる フィルム 次つぎのシーンは
コバルトブルーの
海うみをまたいで 空そらまで晴はれて
君きみもはしゃいで 大おおきな歌うた
朝あさまで歌うたおう 手てを握にぎり合あう
ラストシーンが待まっているよ
いるよ

理り想そうはいつだって

理り想そうはいつだって