急いそぐ言葉ことばは千切ちぎれて落おちて足下あしもとに転ころげる
気きにすんな、それは蹴飛けとばしとけよ
次つぎはすぐ顔出かおだす

笑わらい、歌うたい、弾はずんでいけよ

命いのちかけて笑わらえるなら
素晴すばらしい世界せかい
命いのちかけて泣なけるなら
素晴すばらしい世界せかい

君きみは背中せなかに羽根はねを生はやして
何処どこへでも飛とんでけ
街まちが季節きせつを飲のみ干ほす様ように
過すぎし日ひを飲のみ干ほせ

朝あさに、夜よるに、弾はずんでいけよ

命いのちかけて走はしれるなら
素晴すばらしい世界せかい
命いのちかけて立たち止どまるなら
素晴すばらしい世界せかい

青あおい窓開まどあけ放はなて
風かぜの色いろが見みえるだろ?

闇やみが明日あすを覆おおっても
俺達おれたちいつもそのまんまさ
時ときを知しる影かげを知しる
笑わらおうぜ
笑わらえる筈はずだぜ

やがて何処どこへ消きえ去さるのか
そんな事ことは言いわない
目覚めざめた時ときが生うまれた時ときだ
鐘かねの音鳴ねなり響ひびく

あそこへ、ここへ、弾はずんでいけよ

眼まなこに今日きょうも炎ほのおを映うつせ
素晴すばらしい世界せかい
眼まなこに今日きょうも涙なみだを満みたせ
素晴すばらしい世界せかい

素晴すばらしい世界せかいの果はて
素晴すばらしい光ひかりと影かげ