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そうわたしつめるひとみ
もしもこいしさがひそむなら
せずにめたこと
かぎりなくやさしいつみとなる

いくつもはかなゆめ
えてきたの
最後さいごにあなたのもと
目覚めざめていいの?

なぜひとかれ
れずにはいられないの
つきとどかぬよる
ひとりぎてきたのに

鱗粉りんぷんどく
うことをめぬちょう
あまがわげて
まれわれることも
のぞまない

いまわたしつめるひとみ
いつかにくしみが宿やどるなら
あなたのひかりたば
このからだころせるでしょう

さがすのをめるのは
はやいわ あい
わたしはまだそれを
大事だいじっている

なぜひと出逢であいから
運命うんめいえらるの
ふるえるあわはね
そっとさずかるように

きることはただ
かうためのたびだから
かなしみにづかぬまま
微笑ほほえむときを永遠とわだと
おもって

なぜひとむつ
かたくをつなぎうの
本当ほんとうよわいから
しあわせをもとめるの?

満開まんかいはななか
まよんでいくちょう
薄墨うすずみかぜかれ
はなびらとなって
つちへともれる

なぜひと出逢であいから
運命うんめいえらるの
ふるえるあわはね
にぎつぶすみたいに

きることがただ
かうためのたびならば
ふたりがきる行方ゆくえ
ひとつのになることを
ねがうだけ