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よみがな
あお皮膚ひふうえにじ
あか流星りゅうせいのような
きみなにおも
そのこころにある には出来でき疵口きずぐち
さらにふかいたみと
まぼろし恐怖きょうふ

あまい麻酔ますいをあげる
もうだれもいないよる
そっとささやくように
こえしぼって
したたる一滴いってき
いまからねむれる
きみやみなか

ひかり出口でぐち
ねえ つけて
しいから

もしも世界せかいみにくさが
なかったらひと幸福こうふくだろうか
かげそこ
もだくるしんで がたさみしさとを
えてこそっていく
透明とうめい感情かんじょう

そんな いのちをあげる
これでもう手放てばなせる
とてもすくないけれど
ぼくがおぼえた
笑顔えがおかず
これから目覚めざめる
きみ明日あす日々ひび

きみ
んじゃうまえ
出逢であえていたらよかった
どんな孤独こどくもきっと
はらってくれた
あたたかな
こんなつよぬくもりを
ってるから

やさしい麻酔ますいをあげる
もうだれもいないよる
そっとささやくように
こえしぼって
したたる一滴いってき
いまからねむれる
きみやみなか

ひかり出口でぐち
ぼくも えて
けるから