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いつからちがってたんだろう 一度いちどゆるえたのに
いとしくて窮屈きゅうくつだった部屋へやきみはもういない

派手はですぎるカーテンも食器棚しょっきだなかった
きみ出会であまえぼくもどっただけ
それなのにこころだけもどせない
どこにとしてきたのだろう

きみがいなくなった部屋へやさがしていた
だれよりもきみこと ってたはずなのに
格好悪かっこうわるいくらいに きみさがしてた
テーブルのこうがわに いつもいたのに

何度なんどかえした日々ひび夕焼ゆうやぐもさそわれて
ちいさなベランダからえる まちさえもかげ

冷蔵庫れいぞうこのこされた 手作てづくりドレッシング
「よくってね」といてあるきみ文字もじ
それをにしたぼくうごけなくなる
あの日々ひび二度にどとかえらない

きみがいなくなった部屋へやさがしていた
憂鬱ゆううつあめさむあさでも
きみといればどんなことも どんなときだって
えてけるんだとおもってたのに

しをけるたび コップをあらうたび
いちいちきみおもしてる
こんなぼくをどこかできみ想像そうぞうしてるかな
それともすべてをわすれるのかな

きみがいなくなった部屋へやさがしていた
きずつけて なみだして った
格好悪かっこうわるいくらいに ぼくさがしてた
テーブルのこうがわきみはもういない
いつもいたのに