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よみがな
始源 世界には唯混沌あり 軈て 万物の母なる者の目醒め
母なる者 混沌より子を成さん 其は即ち 創世の三楽神である

長兄神と末妹神が交わり
朝神と夜女神
次兄神と末妹神が交わり
太陽神と月女神が生まれた
朝神と夜女神から
大地女神の眷属
太陽神と月女神から
海原女神の眷属が生まれた

母なる者 自ら天空双神の眷属を生み
最後に【死すべき者】――即ち人間を創った

時を運ぶ縦糸...命を灯す横糸...
其を統べる紡ぎ手...其の理を運命と呼ぶならば...
嗚於...女神よ...貴柱はどんな世界を織り上げるおつもりか?

第六の地平線『Μοιρα』

創世詩奏ゲネシスかなはじめた 神話華ミュートスはなやぐ時代じだい
かただれぞ――うただれぞ――詩女神の娘達よハルモニア

長女・Ιωνια 次女・Δωρια 三女・Φρυγια
四女・Λυδια 五女・Αιορια 六女・Ροκρια

我等
《詩女神六姉妹》