文字サイズ
よみがな
神への供物 生贄という名の因習
加害者は誰で 被害者は誰か?
運命は犠牲者を選び また屠るのだろう

『Μοιρα』

残酷ざんこくかみべる わたしまれた世界せかい
おそれず るがず すべてをあいはなれたかな……

やがてかぐわしく 花開はなひら乙女達おとめたち ほこ季節ときみじかし されど
ゆるくちびるただ あかあい詩美うたうるわしくるのも また《花の命じんせい

れる瑠璃色るりいろフェンガリ とても綺麗きれいなのに
かなしまないで りし運命ミラおくもの

せる蒼白あおじろ乙女パルテノス とても綺麗きれいだった
やっとえたね さがしたんだよ きみ面影おもかげ

嗚呼ああ...このかなしみは なにたとうべきなのか…
嗚呼ああ...まるでこころふたつにかれたような はげしいいた

ねぇおぼえてる とお我侭わがまま
水面みなもうつつき ばす少女しょうじょ

ついれたんだね(よ)――
さよなら...私の片割れ
さよなら...私の片割れ

さよなら...お別れさ...もうヒトリの私

天翔る星屑 星女神の憤怒
寵愛する勇者に授けしは弓矢 神域を侵せし賊には神罰を……