鋼鉄こうてつの橋はしの手てすりに
通とおり雨あめを集あつめて
もっとにぎやかに 少すこし笑わらい出だしそうに
あの場所ばしょまで

夢ゆめの中なかで何度なんども
繰くりかえしては見みていた
淡あわい水彩画すいさいが 海うみと川かわが手てをつなぐ
この風景ふうけい

帰かえろう
雲間くもまから陽ひが射さすたび
いくつこの虹にじが生うまれる
丘おかの上うえ 白しろつめ草ぐさ きらめく雨露あまづゆに
「おかえり」とほほえむのは
昔むかしのあなたかもしれない
洗あらわれて あるがままで 再ふたたび此処ここで出逢であう
みんなで、いっしょに、帰かえろう

想像そうぞうできる限かぎりの
楽たのしいものを探さがすよ
誰だれもが輝かがやきにいつも満みち溢あふれている
子供こどもの顔かお

帰かえろう
目印めじるしは宙そらに遊あそぶ
いちばん眩まぶしい彩色いろどり
草原そうげんを渡わたる風かぜを 追おいかけてゆくように
「ただいま」を受うけ取とるのは
ほんとのあなたかもしれない
旅たびをして導みちびかれて 再ふたたび此処ここで出逢であう
わたしと、いっしょに、帰かえろう