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交差点こうさてんで手てを振ふって君きみに“さよなら”を言いう時ときが近ちかづく
なんとなくこれが最後さいごだと 遠回とおまわりして歩あるいた
路地裏ろじうらで咲さく小ちいさな花はなを見みつけて君きみは立たち止どまった
突然振とつぜんふり出だしてきた雨あめ あと少すこしの雨宿あまやどり
ゆっくりと離はなれてく 戻もどることのない道みちを
いつの間まにか僕ぼくらは歩あるいていた
“さよなら”で寂さみしいけど いつかまた会あえたらって
言いえなくてただ手てを振ふった 離はなれていく君きみに
人ひとごみに消きえていく 君きみは振ふり返かえらないで
幸しあわせな思おもい出でだけ残のこして そっと去さっていった
遠とおざかる雲くも 夕暮ゆうぐれの空そら あの日ひと同おなじに辿たどる道みち
雨上あめあがりの街まちの匂においを いつも僕ぼくは思おもい出だす
時ときが流ながれていって いろんなことが変かわっていった
だけど大人おとなになった今いまも覚おぼえている
“さよなら”で寂さみしいけど いつかまた会あえたらって
言いえなくてただ手てを振ふった 離はなれていく君きみに
人ひとごみに消きえていく 君きみは振ふり返かえらないで
幸しあわせな思おもい出でだけ残のこして そっと去さっていった
今日きょうもまたあの場所ばしょをいつものように通とおる
君きみはもういないけれど 季節きせつはまためぐる
さよならは寂さみしいけど また会あいたい気持きもち
ゆっくりと溶とけるように消きえていってしまう
少すこしだけ楽らくになって もう振ふり返かえらないで
この淡あわい思おもい出で そっと胸むねにしまって歩あるいていく今いま
なんとなくこれが最後さいごだと 遠回とおまわりして歩あるいた
路地裏ろじうらで咲さく小ちいさな花はなを見みつけて君きみは立たち止どまった
突然振とつぜんふり出だしてきた雨あめ あと少すこしの雨宿あまやどり
ゆっくりと離はなれてく 戻もどることのない道みちを
いつの間まにか僕ぼくらは歩あるいていた
“さよなら”で寂さみしいけど いつかまた会あえたらって
言いえなくてただ手てを振ふった 離はなれていく君きみに
人ひとごみに消きえていく 君きみは振ふり返かえらないで
幸しあわせな思おもい出でだけ残のこして そっと去さっていった
遠とおざかる雲くも 夕暮ゆうぐれの空そら あの日ひと同おなじに辿たどる道みち
雨上あめあがりの街まちの匂においを いつも僕ぼくは思おもい出だす
時ときが流ながれていって いろんなことが変かわっていった
だけど大人おとなになった今いまも覚おぼえている
“さよなら”で寂さみしいけど いつかまた会あえたらって
言いえなくてただ手てを振ふった 離はなれていく君きみに
人ひとごみに消きえていく 君きみは振ふり返かえらないで
幸しあわせな思おもい出でだけ残のこして そっと去さっていった
今日きょうもまたあの場所ばしょをいつものように通とおる
君きみはもういないけれど 季節きせつはまためぐる
さよならは寂さみしいけど また会あいたい気持きもち
ゆっくりと溶とけるように消きえていってしまう
少すこしだけ楽らくになって もう振ふり返かえらないで
この淡あわい思おもい出で そっと胸むねにしまって歩あるいていく今いま