僕ぼくが暮くらすこの街まちでは いたずらに時ときを捨すて去さり
翳かげりゆく明日あしたにも ただ気付きづかないフリをするだけ

悲かなしいニュースにも慣なれてしまったのかもしれない

帰かえらないで このまま君きみの胸むねで眠ねむりたいよ
終おわりのない迷まよいも 大丈夫だいじょうぶだよと そっと抱だきしめてほしいんだ

答こたえはあふれ過すぎていて 何なにがホントかわからない
やさしさだけ並ならべた歌うたじゃ 誰だれのことも救すくえやしない

何なにをどうして僕ぼくは歌うたえばいいのだろう

目めを閉とざして このまま今いまは何なにも見みたくないよ
空そらをよぎる悲劇ひげきも この苛立いらだちも いつか消きえる日ひが来くるのかな

ここにいてよ 僕ぼくにはもう君きみしかいないんだよ
変かわらないその光ひかりで僕ぼくの闇やみを照てらしてよ

離はなさないで このまま君きみの胸むねで夢見ゆめみさせて
やわらかな鼓動こどうの中なか 新あたらしい歌うた きっと生うまれてくるから