つまらぬことばかりを いつまでも抱だきしめてる僕ぼくは
こうして彼女かのじょの寝顔ねがおを 見みつめることが日常にちじょうで

眠ねむれる街まちも空そらもお姫様ひめさまも 僕一人ぼくひとりだけを残のこして夢飛行ゆめひこう
仲良なかよくしてくれるのは 僕ぼくと同おなじ孤独こどくな月つきだけ

いつもひとりで ただ黙だまってる
じっと僕ぼくを見守みまもってくれる月つきよ
こんな僕ぼくは
そんな哀あわれに見みえるのだろうか

またコーヒーに月つきを浮うかべ
こみあげてくる涙なみだと飲のみこんで
そばにいて 眠ねむるまで
眠ねむれる日ひまで

やさしい言葉ことばひとつ 僕ぼくの心こころの中なかよみがえる
“涙なみだが溢あふれるのは 笑わらえるということなの”

泣ないたら崩くずれてしまいそうで 自分じぶんを必死ひっしに守まもろうとする僕ぼくに
やさしく やさしく光ひかりが 僕ぼくの頬ほほをつたって流ながれた

いつも大人おとなで ただそこにいて
ずっと僕ぼくを見みつめ続つづけている月つきよ
こんな僕ぼくは
そんな弱虫よわむしに見みえるだろうか

すべてを忘わすれてしまいたい
すべてを忘わすれて眠ねむってしまいたい
今夜こんやだけ 僕ぼくのためにうたってほしい

いつも周まわりが賢かしこく見みえて
いつもひとり へらへら空回からまわりして
こんな僕ぼくは
そんな惨みじめに見みえるのだろうか

この世よでただひとりのような
こんな毎日まいにちの裏側うらがわで生いきてる
僕ぼくがまた眠ねむれるまで うたってほしい

こんな僕ぼくは
そんな惨みじめに見みえるのだろうか

うたってほしい