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よみがな
かなしいときには まちのはずれで
電信柱でんしんばしらあかてた
ななつのぼくには 不思議ふしぎだった
なみだうかべて 見上みあげたら
にじのかけらが キラキラひか
まばたきするたびに かたちえて
夕闇ゆうやみにひとり 夢見ゆめみるようで
しかられるまで たたずんでいた
ああぼくはどうして大人おとなになるんだろう
ああぼくはいつごろ大人おとなになるんだろう

目覚めざめたときまど夕焼ゆうや
みょうにさみしくて をこすってる
そうかぼくざしのなか
あそつかれて ねむってたのか
ゆめなかでは あおそら
自由じゆうあるいて いたのだけれど
ゆめからめたら べなくなって
夕焼ゆうやぞらが あんなにとお
ああぼくはどうして大人おとなになるんだろう
ああぼくはいつごろ大人おとなになるんだろう