いつも失なくしてから後悔こうかいして泣なくの
泣ないたら忘わすれられるから
お気きに入いりのものなんて
そうたいしたものじゃない

背伸せのびして手てに入いれた答こたえ
本当ほんとうはわからなくて
朝あさの光ひかりが照てらし出だす頃ころ
はっとして目めが覚さめるの

胸むねの奥おく 隠かくして閉とじ込こめたのに
結局けっきょくわたしはすぐに見みつけるの
遠とおくに行いった気きがして
どうしてそばにある時ときは
わかんないんだろう

恋こいをしていたから
目覚めざましなんか かけないでも起おきられた
キミの夢物語ゆめものがたりを今日きょうも聞ききたかったの

それなのに 街まちを出でるなんて
一人ひとりで決きめていて
頭あたまの中なかを回まわってたのは
こんな歌うただった気きがする

ここにいて 離はなれないで
口くちにできない私わたしは
そっけない返事へんじを繰くり返かえす
何処どこにも もう行いかないで
虚むなしく心こころで叫さけぶ
伝つたえたいのに

何なにを失なくして
何なにを得えたんだろう
今いまになってやっとわかった