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本当ほんとうつよさをつめるよわさに
ひびすべてを見透みすかすこえ
ひずんだ景色けしきをこのそでぬぐ
こえをなぞってあるした

いまひとつにごった 言葉ことば破片はへんから
いたきずながまよっていたけれど

感覚かんかくなら おもした まよいの背中せなか

返事へんじたずにうなずはやさが
ひとつ こころ距離きょりった
しんじているから ひとみらせた
とおはなれた からだなか

ひび

またひとつぎった “もしも”をうばうのは
げようのない ‘存在そんざい’の仕業しわざ

はしした そのときから こわさなんて仕舞しまった

本当ほんとうつよさをつめるよわさに
づく すべてを 見透みすかすこえ
つよがることさえ このひとみ
背中合せなかあわせて あるせた

ひび

本当ほんとうつよさをつめるよわさに
ひびすべてを 見透みすかすこえ
ひずんだ景色けしきを このそでぬぐ
こえをなぞって あるした

わらず