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よみがな
しろ素肌すはだつめふるえる
嗚呼ああ いたみなんて 泡沫うたかたゆめ

のがれられない ろうとしても
あなたという あい亡者もうじゃから

くるおしくみだれるはな
あかあか月冴つきさゆる待宵まつよいさえ
ひそやかに悦楽えつらくかさねるの
無明むみょうやみなか貴方あなただけが
すべてを支配するいだく
あまみちびいて
綺羅星きらぼしのよう(つよつよく)らしている
永久とわねが

夕轟ゆうとどろきにうず傷痕きずあと
嗚呼ああ よみがえるの みつのような旋律せんりつ

もうすこしだけ このきざんで
もうすこしだけ 百合ゆり花笑はなえみを

つゆりゆくこと
人知ひとしれずしるされたあかしは ずっと
こころきむしる 間無まな
きりとばりなか貴方あなただけが
すべてをすくうの そっとくちづけて
水影みずかげのよう(ゆらりゆらり)まぼろしさえうるわしいひかり

もっともっとかなでて
わたしこわほど
貴方あなたささげましょう
のようにえさかるうた

ほこはな
あかあかつき待宵まつよいにたゆとう
悦楽えつらくかさねてく
無明むみょうやみなか貴方あなただけが
すべてを支配するいだく
あまみちびいて
綺羅星きらぼしのよう(つよつよく)らしている
永久とわちか