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あわはなびらがれて
しずかにりたとき
季節運きせつはこちいさなかぜ
ぼく中通なかとおぎた

つよさをした日差ひざしが
あたらしい時代じだいげる
たしかにながれてる時間とき
めたくて瞳閉ひとみとじた

とおくからこえてる
きなれたわらごえ
明日あしたからはここにいない
ともけたひとたち

こころからおもえるよ 出会であえてよかったと
やさしい日々ひびむねをよぎってはえて
「おめでとう」どうしてもえそうにないから
ここからかぜせ そっとつぶやく

こんな気持きもちがあること
らずにきてきたけど
おだやかなたのしい時間とき
すこしずつぼくえた

あの芽生めばはじめた
つよさへのあつおも
いまでもわらぬはげしさで
たかみだけ目指めざしている

おしえてくれたこと
全部抱ぜんぶだきしめながら
はじまりがすぐそこにある
ぼくたちの時代じだいきる

こころからおもえるよ 出会であえてよかったと
やさしい笑顔えがお わすれないようにきつけて
「ありがとう」かおえそうにないから
コートにそっと ちいさくつぶやいた