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よみがな
あてもなくはし
はぐれたみちうえ
たたきすカーステレオ
いつだって えたくて はだかになって
暗闇くらやみなか
その両手りょうてを すりける

たよりにされたくて
ちからになりたくて
きしめてあげたくて
ぶつかった きずついた げたくなった
いつものように
いらなくなった約束やくそく

このよるのどこかできみかぜいてる
このよるのどこかできみ見守みまもあかりがれる
このよるのどこかできみふるえてる

なれた青白あおじろ
眉間みけんにシワのある
そのかおった
いつまでも あじのしないガムんだままわらってる
てもしないで
したいのは つよがり

このよるのどこかできみかぜいてる
このよるのどこかできみ見守みまもあかりがれる
このよるのどこかできみふるえてる

こころのどこかで だれいてる
こえてずに
こぼれるなみだ あふれるおも
さけびたいれるまで
このよるおもさで つぶれてしまいそう

きみぼくてる