唇くちびるに指ゆびを あてる仕草しぐさに
言葉遮ことばさえぎられ 高鳴たかなる鼓動こどう
悪戯いたずらな素振そぶり 君きみのペースに
迷まよい酔よわされ 月夜つきよに踊おどる

求もとめ過すぎると消きえてゆく
この手てにすれば冷さめてゆく
今宵こよいも君きみにすがりつき
行いき着つく先さきは夢ゆめの中なか

愛あいしても愛あいしても こぼれ落おちて
見みつめても見みつめても 遠とおざかる
抱だきしめてキスしても 虚むなしさだけ
僕ぼくだけを残のこしてゆく

会あう度たびに変かわる 君きみの魅力みりょくが
忘わすれられなくて また抱だきしめる

その瞳めはどこを見みているの?
心こころは今いまどこにあるの?
ガラスの笑顔えがおの裏側うらがわ
どんな哀かなしみ隠かくしてる?

叫さけんでも叫さけんでも 届とどかなくて
探さがしても探さがしても 見みつからない
壊こわしても壊こわしても 君きみだけのぬくもりが残のこっている

愛あいしても愛あいしても こぼれ落おちて
見みつめても見みつめても 遠とおざかる
抱だきしめてキスしても 虚むなしさだけ
僕ぼくだけを残のこしてゆく

叫さけんでも叫さけんでも 届とどかなくて
探さがしても探さがしても 見みつからない
壊こわしても壊こわしても 君きみだけのぬくもりが残のこっている