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よみがな
おさなきみははかれ
すこはなれた ぼくいえへと
きみよるは いつもよりおそくまで
らかしたままの部屋へやあそべたんだ

きまぐれなヒステリー、ほつれたぬいぐるみ
無邪気むじゃきわら笑顔えがおなか
いつもほっぺたにきずをつけていた
だれにもえないきみ秘密ひみつ

よるけたころおもったよりずっとやわらかなきみにぎりしめて
しずまりかえるまちけてとおく、とおくへ、ふたり、あるいて

おはじきの宝石ほうせき たいらな地球ちきゅう
ヘビのがら っぱのおさら
まつりのあときみはひとりたたずんでいた
なみだかべて ぼく

よるけたころおもったよりずっとやわらかなきみにぎりしめて
しずまりかえるまちけてとおく、とおくへ、ふたり、あるいて

やがてとき
偶然ぐうぜんすれちがったきみ
ちいさなにぎりしめて
しあわせそうなかおあるいていく
とおく、とおくへ、えていく

花火はなびはパラシュート、絵本えほん星空ほしぞら
きみいてあるつづけた
おはじきの宝石ほうせき たいらな地球ちきゅう
ひたすら二人ふたりあるつづけた
星空ほしぞらした 線路せんろうえ
ひたすら二人ふたりあるつづけた