夜明よあけの引ひき潮しおさ 紫むらさきの砂浜すなはま
はぐれた海鳥うみどりが 空見上そらみあげ鳴ないたね

「楽たのしかった…。」と君きみは肩かたを震ふるわせたね
小ちいさな幸福選しあわせえらんでゆくこと責せめてと

愛あいする他ほかには何なにもできなくて
街まちのショーウィンドウ白しろいドレスに
いつも眼めを伏ふせた

知しらない誰だれかと君きみが暮くらしても
寄よせる想おもいは変かわらないだろう
You Were Just Teenagedream For Me

夢ゆめしかなかったね ガレージの屋根裏やねうら
二人ふたりでいるだけで幸福しあわせになれたね

細ほそい指環ゆびわイニシャルさえ刻きざめなくて
哀かなしかったのさ
笑顔えがおがにじんだ想おもい出で

何度なんども振ふり向むく背中切せなかせつないよ
君きみがいちばんつらかったねと
抱だいてあげたいよ

幸福しあわせの岸きしに君乗きみのせた舟ふねが
たどり着つくよう深ふかく祈いのるよ
夏なつも終おわりだね

棄すてた愛あいのために一生いっしょうを
Ah つらい女ひとで過すごさないでくれ

サヨナラで終おわる悲かなしい手紙てがみは
君きみの名前なまえが空白くうはくのまま
P.S.抱だきしめたい