光ひかりは闇やみに呑のまれた
極彩色ごくさいしきのイカレたステージ
羽はねを広ひろげて淫みだらに
甘あまく眈美たんびなデタラメの嘘うそで飾かざった

騙だまされるのは幸しあわせ?
薔薇ばらを抱だいたら棘とげが刺ささる
隠かくした傷きずの数かずだけ
キミの身体からだも突つき刺さしてあげる

一夜限ひとよかぎり 艶つやめく唇くちびると指先ゆびさきでなぞる傷跡きずあと

せめてこんな夜よるには
素顔すがおを見みせて
仮面マスクで隠かくした その奥おくを
近ちかづくほど遠とおくて
決けして見みせない
その素顔すがおを

月つきが落おちればもう他人たにんで
快楽かいらくなんて覚おぼえてない
また痛いたみだす傷跡きずあと
堂々巡どうどうめぐり 繰くり返かえすカルマ

二度目にどめは無ない 虚むなしさ響ひびくだけ 愛いとしさは過去かこに忘わすれた

幻まぼろしの中なかに見みた 獣けものの牙きばが
忘わすれられないの 抱だきしめて
せめてこんな夜よるには
哀あいをください
壊こわれるほど

一夜限ひとよかぎり 艶つやめく唇くちびると指先ゆびさきでなぞる傷跡きずあと 洩もれる吐息といき

せめてこんな夜よるには
素顔すがおを見みせて
仮面マスクで隠かくした その奥おくを
近ちかづくほど遠とおくて
決けして見みせない
その素顔すがおを