文字サイズ
よみがな
いかりよ
はるてんはし稲妻いなずま切尖きっさき

かなしみ
幾万年前絶いくまんねんまえたえたほしあかりした

この世界せかい
まれたとき
つつんだのは
やみひかり
どちらだったろう

ひとはひとり
まれてくる
くらがりだけ
つめながら

きること
かうのだとしても

希望きぼう
しらそらにまたのぼ黄金おうごん太陽たいよう

いとしさ
んだ水面みなもへとうついつわりのない姿すがた

よろこ
ばすれていた葩弁はなびらのぬくもり

さみしさ
あおよるちるつきしずくなか

やみへと
ひかりうずもれよ

この世界せかい
わる瞬間とき
きとるのは
ひかりやみ
どちらだろうか

どこに
くとしても

たたか
かうたてひびはがねつるぎ

絶望ぜつぼう
かぜこおりつく荒野跡形こうやあとかたもない息吹いぶき

いかりよ
はるてんはし稲妻いなずま切尖きっさき

かなしみ
幾万年前絶いくまんねんまえたえたほしあかりした

やみからうのはかがやつばさ
ひかりむのはうつくしい無数むすうかげ

われわれが
あゆ
いろどるもの