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もしも愛いとしい者ものが
傷きずつけられ
砕くだけた星ほしのように
瞳めを伏ふせたとしたら
僕ぼくはすべてを捨すて
ただこの手てに
涙なみだで研といだ刀けん
握にぎり続つづけるだろう
どこかの国くにが
今日きょうも争あらそい
悪夢あくむより鮮あざやかな
哀かなしみの影かげを
垣間見かいまみせる
愛あいすることと憎にくしみと
どちらが強つよいのだろう
人ひとはいつかそのふたつを
心こころのなか抱かかえる
でも僕ぼくたちはまだ
この狭せまい世界せかいに生いきるしかできない
もし見知みしらぬ者ものが
助たすけを乞こい
何なにも持もたぬ指ゆびを
差さし伸のべていたなら
僕ぼくは膝ひざをつく
ただその手てを
取とることしかできず
途方とほうにくれても
どこの国くにでも
違ちがう言葉ことばで
繰くり返かえし唱となえるのは
同おなじ祈いのりと
わかっている
真まことは光ひかりと影かげとの
どちらに潜ひそむのだろう
人ひとは誰だれも表おもてと裏うら
合あわせながら過すごして
なぜ僕ぼくたちはまだ
あの青あおい空そらしか見みることができない
愛あいすることと憎にくしみと
どちらが深ふかいのだろう
人ひとはいつかそのふたつを
心こころのなか抱かかえる
なぜ僕ぼくたちはまだ
この狭せまい世界変せかいかえることができない
憎にくむことと許ゆるすことは
どちらが勝まさるのだろう
この弱よわい心こころはその重おもみに
耐たえられるのか
だけど僕ぼくはひとりでも
広ひろい世界せかいに踏ふみ出だして
行ゆきたい
行ゆくだろう
傷きずつけられ
砕くだけた星ほしのように
瞳めを伏ふせたとしたら
僕ぼくはすべてを捨すて
ただこの手てに
涙なみだで研といだ刀けん
握にぎり続つづけるだろう
どこかの国くにが
今日きょうも争あらそい
悪夢あくむより鮮あざやかな
哀かなしみの影かげを
垣間見かいまみせる
愛あいすることと憎にくしみと
どちらが強つよいのだろう
人ひとはいつかそのふたつを
心こころのなか抱かかえる
でも僕ぼくたちはまだ
この狭せまい世界せかいに生いきるしかできない
もし見知みしらぬ者ものが
助たすけを乞こい
何なにも持もたぬ指ゆびを
差さし伸のべていたなら
僕ぼくは膝ひざをつく
ただその手てを
取とることしかできず
途方とほうにくれても
どこの国くにでも
違ちがう言葉ことばで
繰くり返かえし唱となえるのは
同おなじ祈いのりと
わかっている
真まことは光ひかりと影かげとの
どちらに潜ひそむのだろう
人ひとは誰だれも表おもてと裏うら
合あわせながら過すごして
なぜ僕ぼくたちはまだ
あの青あおい空そらしか見みることができない
愛あいすることと憎にくしみと
どちらが深ふかいのだろう
人ひとはいつかそのふたつを
心こころのなか抱かかえる
なぜ僕ぼくたちはまだ
この狭せまい世界変せかいかえることができない
憎にくむことと許ゆるすことは
どちらが勝まさるのだろう
この弱よわい心こころはその重おもみに
耐たえられるのか
だけど僕ぼくはひとりでも
広ひろい世界せかいに踏ふみ出だして
行ゆきたい
行ゆくだろう