何なにも言いわず僕ぼくらの今日きょうを奪うばい去さっていった沈しずんでく太陽たいよう
歩調ほちょうはだんだんスローになって鼓動こどうはどんどんスピード増まして
後悔こうかいなんてしないよ したくないよ

君きみの涙見なみだみたくなかった だから少すこし前まえを歩あるいた
いつだってそうだ 臆病おくびょうだったんだ
目めをそらして耳みみを塞ふさいだ

いらないもの こんなに溢あふれているのに
君きみだけをさらって今日きょうが終おわる

あなたいない世界せかいだって 僕ぼくの未来みらいは続つづくんだ
それが果はてない道みちに思おもえて 寂さびしくなって泣ないた
涙なみだで滲にじんで見みえないよ 最後さいごに笑わらった君きみの顔かお
ずっと二人ふたりで歩あるきたかった いつまでも手てを繋つないで

その声こえも 小ちいさな手ても 爪先つまさきも
いつか僕ぼくは思おもい出だせなくなって
写真しゃしんの中なかに閉とじ込こめた過去かこの君きみへ想おもいを馳はせる
そんな妄想もうそうしてしまうんだ

隣となりに僕ぼくがいなくたって 君きみのストーリーは続つづくんだ
それぞれ違ちがうページ開ひらいて そこに僕ぼくはもういない
それでも時間じかんは過すぎ去さって 傷跡消きずあとけしてくれるけど
僕ぼくにとってはこの痛いたみさえも大事だいじだよ だから消きえないで