- 文字サイズ
- よみがな
雨あめが上あがったら 僕ぼくも濡ぬれた瞼まぶたを拭ふいて
守まもれなかった約束やくそくのあの場所ばしょへ出掛でかけよう
通かよい慣なれた坂道さかみちを自転車じてんしゃで走はしる 脇わきで微笑ほほえむ笠地蔵かさじぞう
君きみにも見みせたかった桜並木さくらなみき どうかまだ散ちってないように
降ふり続つづいた雨あめは今朝上けさあがって 嘘うそみたいに青あおい空そら
君きみにも見みせたかった桜並木さくらなみき 息切いききらしてペダルを漕こぐ
桜さくらは散ちってた 夕ゆうべの雨あめで
胸むねが痛いたくて だけど僕ぼくらもいつか枯かれて そして灰はいになって
消きえてくだけだとしても…
僕ぼくに残のこされた時間じかんどれくらいかな? それがもし明日あしただとしても
だからって今日きょうを精一杯生せいいっぱいいきたところで 大たいして何なにも変かわらないよね
いつかの僕ぼくがそう呟つぶやいたら 君きみは泣ないてた「強つよく生いきて」と
君きみが消きえてやっと分わかった
生いきていたい 不器用ぶきようでも…
落おちた花はなびら掬すくい上あげて 僕ぼくは空そらへ投なげる
ひらひら花はなびら風かぜに揺ゆれて もう一度春いちどはるが来きたような奇跡きせきを 祈いのってた
だけど確たしかに春はるは終おわった どこかに落おちてないか探さがした
季節きせつは巡めぐり 人ひとは流ながれて でも忘わすれないよ
さようなら 君きみが好すきだった景色けしき
次つぎの春はるまで逢あえなくなるね
瞼閉まぶたとじれば君きみの笑顔えがおが 桜舞さくらまう中なかで揺ゆれてた
ほんの少すこし残のこっていた春はるの匂においを忘わすれないように
僕ぼくは深ふかく息いきを吸すった
守まもれなかった約束やくそくのあの場所ばしょへ出掛でかけよう
通かよい慣なれた坂道さかみちを自転車じてんしゃで走はしる 脇わきで微笑ほほえむ笠地蔵かさじぞう
君きみにも見みせたかった桜並木さくらなみき どうかまだ散ちってないように
降ふり続つづいた雨あめは今朝上けさあがって 嘘うそみたいに青あおい空そら
君きみにも見みせたかった桜並木さくらなみき 息切いききらしてペダルを漕こぐ
桜さくらは散ちってた 夕ゆうべの雨あめで
胸むねが痛いたくて だけど僕ぼくらもいつか枯かれて そして灰はいになって
消きえてくだけだとしても…
僕ぼくに残のこされた時間じかんどれくらいかな? それがもし明日あしただとしても
だからって今日きょうを精一杯生せいいっぱいいきたところで 大たいして何なにも変かわらないよね
いつかの僕ぼくがそう呟つぶやいたら 君きみは泣ないてた「強つよく生いきて」と
君きみが消きえてやっと分わかった
生いきていたい 不器用ぶきようでも…
落おちた花はなびら掬すくい上あげて 僕ぼくは空そらへ投なげる
ひらひら花はなびら風かぜに揺ゆれて もう一度春いちどはるが来きたような奇跡きせきを 祈いのってた
だけど確たしかに春はるは終おわった どこかに落おちてないか探さがした
季節きせつは巡めぐり 人ひとは流ながれて でも忘わすれないよ
さようなら 君きみが好すきだった景色けしき
次つぎの春はるまで逢あえなくなるね
瞼閉まぶたとじれば君きみの笑顔えがおが 桜舞さくらまう中なかで揺ゆれてた
ほんの少すこし残のこっていた春はるの匂においを忘わすれないように
僕ぼくは深ふかく息いきを吸すった