- 文字サイズ
- よみがな
ひとつだけ ひとつだけ願ねがいが叶かなうなら
古惚ふるぼけたアルバムのように思おもい出でが
どうか色褪いろあせないでと 強つよく願ねがった
友ともに会あい 共ともに歩あるき 過すごしたこの町まち
明日あすの朝私あさわたしはここから旅立たびだつ
始はじまりはいつだって一人ひとりでした
幼おさない頃ころはいつも道草みちくさばかりしてたのに
あの頃ころに比くらべて私わたしは臆病おくびょうになってた
夕暮ゆうぐれれが町まちを赤あかく染そめて
影踏かげふみ帰かえる私わたしたちは 今日きょうの終おわりを知しるのでした
それは綺麗きれいで哀かなしい色いろ
泣なきたくて 逃にげたくて そんな過去かこでさえ
いつの日ひか大切たいせつな思おもい出でに変かわる
今いまはただそう信しんじて目めを閉とじた
出会であいの数かずだけ別わかれがあるからこそきっと
人ひとは人ひとを想おもい 優やさしくなれるのでしょう
どこまでも続つづく坂道さかみちを
上のぼりきったらどんな景色けしきが そこにあるのか分わからないけど
確たしかめながら私わたしは歩あるく
茜色あかねいろの空そらへ続つづく 渡わたり鳥どりの群むれ
意味いみもなく散ちらばって 何処どこへ行ゆくの? 何なにを探さがして
夕暮ゆうぐれが町まちを赤あかく染そめて
影踏かげふみ帰かえる私わたしたちは 今日きょうの終おわりを知しるのでした
夕日ゆうひがそっと背中せなかを押おすから
また会あうための約束やくそくをしよう
それを「さようなら」と人ひとは呼よぶのでしょう
だからもう私わたしは振ふり向むかずに 明日あすへ続つづく扉とびらを叩たたく
古惚ふるぼけたアルバムのように思おもい出でが
どうか色褪いろあせないでと 強つよく願ねがった
友ともに会あい 共ともに歩あるき 過すごしたこの町まち
明日あすの朝私あさわたしはここから旅立たびだつ
始はじまりはいつだって一人ひとりでした
幼おさない頃ころはいつも道草みちくさばかりしてたのに
あの頃ころに比くらべて私わたしは臆病おくびょうになってた
夕暮ゆうぐれれが町まちを赤あかく染そめて
影踏かげふみ帰かえる私わたしたちは 今日きょうの終おわりを知しるのでした
それは綺麗きれいで哀かなしい色いろ
泣なきたくて 逃にげたくて そんな過去かこでさえ
いつの日ひか大切たいせつな思おもい出でに変かわる
今いまはただそう信しんじて目めを閉とじた
出会であいの数かずだけ別わかれがあるからこそきっと
人ひとは人ひとを想おもい 優やさしくなれるのでしょう
どこまでも続つづく坂道さかみちを
上のぼりきったらどんな景色けしきが そこにあるのか分わからないけど
確たしかめながら私わたしは歩あるく
茜色あかねいろの空そらへ続つづく 渡わたり鳥どりの群むれ
意味いみもなく散ちらばって 何処どこへ行ゆくの? 何なにを探さがして
夕暮ゆうぐれが町まちを赤あかく染そめて
影踏かげふみ帰かえる私わたしたちは 今日きょうの終おわりを知しるのでした
夕日ゆうひがそっと背中せなかを押おすから
また会あうための約束やくそくをしよう
それを「さようなら」と人ひとは呼よぶのでしょう
だからもう私わたしは振ふり向むかずに 明日あすへ続つづく扉とびらを叩たたく