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すがすがしいはずの朝あさも何故なぜか妙みょうに冷あたくて
窓枠まどわくにはまった見慣みなれた景色けしきを眺ながめる
意味いみもなく鳴なり響ひびいた目覚めざましを止とめて
重おもいリュックを担かつぎ階段かいだんを降おりる
机つくえの上うえには「頑張がんばりなさい」と一言ひとこと
俺おれは小ちいさく「行いってきます」と一言ひとことつぶやく
決意けついと共ともに靴くつひもを結むすび扉とびらを開あけ
夢ゆめや希望きぼうのまばゆい中なかへ俺おれは消きえて行いったのさ
車くるまのクラクション、オーロラビジョンの画像がぞう、大勢おおぜいの人ひとゴミの雑音ざつおんの中なか
大切たいせつに持もってきた灯ともしびが消きえぬよう抱だきしめていた
ここは何なにもかも絡からむ糸いと きっと俺おれもここではただの人ひとだから
あの時ときに誓ちかった灯ともしびが消きえぬよう抱だきしめていた
目めの前まえにある現実げんじつは連日冷れんじつつめたく俺おれをあしらってく
でも綴つづられた鉛筆えんぴつで元気げんきづけてくれたのは実家じっかからの手紙てがみ
こんなはずじゃなかったのに しがみついてた理想りそうの背中せなかに
薄暗うすぐらい部屋へやにたたずむ一人ひとり ここは夢ゆめみた大都会だいとかいの片隅かたすみ
たどり着ついたこの世界せかいに隠かくれた愛あいはないのかい?
のけものにされてるくらい映うつる景色けしきは愛想無あいそない
もう振ふり返かえっても戻もどれない
ほんの少すこしのバイト代握だいにぎりしめて何なにを見みつめる大都会だいとかい
本当ほんとうの俺おれはここにはいない
PASMOを手てにし いつもの通勤電車つうきんでんしゃに駆かけ込こみ 流ながれてく見慣みなれた景色けしきの中なか
窓まどに映うつった自分じぶんの顔かおを長ながい間眺あいだながめていた
電車でんしゃを降おりて ホームへ 人ひとごみの中目線なかめせんを落おとして流ながれに身みをまかせ歩あるく中なか
ずっと抱だきしめてた灯ともしびはもうすでに消きえていた
部屋中へやじゅうには散乱さんらんする缶かんビールの空あき缶かん 日々酔ひびよいつぶれてく
ポストの中なかは封ふうも開あけられてない沢山たくさんの実家じっかからの手紙てがみ
何故なぜここにいるのかなんて もうどうでもよくなってた
あの頃ころの俺おれが「思おもい出だせ」と掴つかみかかってきた手てを強つよく振ふりほどいた
立たちつくしたどれくらい この先さきに何なにかあるのかい?
望のぞみも持もたせないくらい映うつる景色けしきは愛想無あいそない
もう振ふり返かえっても戻もどれない
星ほしひとつとない夜空よぞらを見上みあげて何なにを想おもってた大都会だいとかい
本当ほんとうの俺おれはここにはいない
ばからしい夢抱ゆめいだいた頃ころがまるで夢ゆめみたいさ
あの扉とびらを開ひらいた瞬間しゅんかんに今手いまてを伸のばした
過あやまちの様ようなしがない日々ひび だけど人生じんせいは正解せいかいしかない道みち
だからさよならするよ これが俺おれが選えらんだ正解せいかいさ
前略ぜんりゃく、お久ひさしぶりです。
俺おれは元気げんきです。
返事へんじしなくてごめん。
あれから5年ごねんくらいたったよね。
俺おれ、軌道きどうに乗のり始はじめて順調じゅんちょうです。
だから何なにも心配しんぱいしないで。
健康けんこうには気きをつけて。
また手紙書てがみかきます。
たどり着ついたこの世界せかいに本当ほんとうに愛あいはないのかい?
涙なみだににじんでる視界しかいに映うつる景色けしきは愛想無あいそない
もうふり出だしには戻もどれない ゆっくり瞼まぶたを閉とじて
全すべてに告つげるさよなら大都会だいとかい 本当ほんとうの俺おれはどこにもいない
すがすがしいはずの朝あさも何故なぜか妙みょうに冷つめたくて
窓枠まどわくにはまった見慣みなれた景色けしきを眺ながめる
意味いみもなく鳴なり響ひびいた目覚めざましを止とめて
重おもいリュックを担かつぎ階段かいだんを降おりる
机つくえの上うえには「頑張がんばりなさい」と一言ひとこと
俺おれは小ちいさく「行いってきます」と一言ひとことつぶやく
決意けついと共ともに靴くつひもを結むすび扉とびらを開あけ
夢ゆめや希望きぼうのまばゆい中なかへ俺おれは消きえて行いったのさ
窓枠まどわくにはまった見慣みなれた景色けしきを眺ながめる
意味いみもなく鳴なり響ひびいた目覚めざましを止とめて
重おもいリュックを担かつぎ階段かいだんを降おりる
机つくえの上うえには「頑張がんばりなさい」と一言ひとこと
俺おれは小ちいさく「行いってきます」と一言ひとことつぶやく
決意けついと共ともに靴くつひもを結むすび扉とびらを開あけ
夢ゆめや希望きぼうのまばゆい中なかへ俺おれは消きえて行いったのさ
車くるまのクラクション、オーロラビジョンの画像がぞう、大勢おおぜいの人ひとゴミの雑音ざつおんの中なか
大切たいせつに持もってきた灯ともしびが消きえぬよう抱だきしめていた
ここは何なにもかも絡からむ糸いと きっと俺おれもここではただの人ひとだから
あの時ときに誓ちかった灯ともしびが消きえぬよう抱だきしめていた
目めの前まえにある現実げんじつは連日冷れんじつつめたく俺おれをあしらってく
でも綴つづられた鉛筆えんぴつで元気げんきづけてくれたのは実家じっかからの手紙てがみ
こんなはずじゃなかったのに しがみついてた理想りそうの背中せなかに
薄暗うすぐらい部屋へやにたたずむ一人ひとり ここは夢ゆめみた大都会だいとかいの片隅かたすみ
たどり着ついたこの世界せかいに隠かくれた愛あいはないのかい?
のけものにされてるくらい映うつる景色けしきは愛想無あいそない
もう振ふり返かえっても戻もどれない
ほんの少すこしのバイト代握だいにぎりしめて何なにを見みつめる大都会だいとかい
本当ほんとうの俺おれはここにはいない
PASMOを手てにし いつもの通勤電車つうきんでんしゃに駆かけ込こみ 流ながれてく見慣みなれた景色けしきの中なか
窓まどに映うつった自分じぶんの顔かおを長ながい間眺あいだながめていた
電車でんしゃを降おりて ホームへ 人ひとごみの中目線なかめせんを落おとして流ながれに身みをまかせ歩あるく中なか
ずっと抱だきしめてた灯ともしびはもうすでに消きえていた
部屋中へやじゅうには散乱さんらんする缶かんビールの空あき缶かん 日々酔ひびよいつぶれてく
ポストの中なかは封ふうも開あけられてない沢山たくさんの実家じっかからの手紙てがみ
何故なぜここにいるのかなんて もうどうでもよくなってた
あの頃ころの俺おれが「思おもい出だせ」と掴つかみかかってきた手てを強つよく振ふりほどいた
立たちつくしたどれくらい この先さきに何なにかあるのかい?
望のぞみも持もたせないくらい映うつる景色けしきは愛想無あいそない
もう振ふり返かえっても戻もどれない
星ほしひとつとない夜空よぞらを見上みあげて何なにを想おもってた大都会だいとかい
本当ほんとうの俺おれはここにはいない
ばからしい夢抱ゆめいだいた頃ころがまるで夢ゆめみたいさ
あの扉とびらを開ひらいた瞬間しゅんかんに今手いまてを伸のばした
過あやまちの様ようなしがない日々ひび だけど人生じんせいは正解せいかいしかない道みち
だからさよならするよ これが俺おれが選えらんだ正解せいかいさ
前略ぜんりゃく、お久ひさしぶりです。
俺おれは元気げんきです。
返事へんじしなくてごめん。
あれから5年ごねんくらいたったよね。
俺おれ、軌道きどうに乗のり始はじめて順調じゅんちょうです。
だから何なにも心配しんぱいしないで。
健康けんこうには気きをつけて。
また手紙書てがみかきます。
たどり着ついたこの世界せかいに本当ほんとうに愛あいはないのかい?
涙なみだににじんでる視界しかいに映うつる景色けしきは愛想無あいそない
もうふり出だしには戻もどれない ゆっくり瞼まぶたを閉とじて
全すべてに告つげるさよなら大都会だいとかい 本当ほんとうの俺おれはどこにもいない
すがすがしいはずの朝あさも何故なぜか妙みょうに冷つめたくて
窓枠まどわくにはまった見慣みなれた景色けしきを眺ながめる
意味いみもなく鳴なり響ひびいた目覚めざましを止とめて
重おもいリュックを担かつぎ階段かいだんを降おりる
机つくえの上うえには「頑張がんばりなさい」と一言ひとこと
俺おれは小ちいさく「行いってきます」と一言ひとことつぶやく
決意けついと共ともに靴くつひもを結むすび扉とびらを開あけ
夢ゆめや希望きぼうのまばゆい中なかへ俺おれは消きえて行いったのさ