君きみが生うまれて 小ちいさくて愛いとしくて
一緒いっしょに生いきてきて 少すこしずつ母ははになれたんだ
パパは居いないけど 皆みなの愛あいで生いきてると
いつか寂さみしい時ときは 思おもい出だして

君きみのパパと仲直なかなおりする事ことはない
やっと伝つたえた日ひ 涙なみだこらえ 肩震かたふるわせた
それでも画用紙がようしいっぱい書かいてくれた 私わたしの笑顔えがお
「ママだいすき」クレヨンでたった一言添ひとことそえて

君きみの優やさしさにありがとう
もう迷まよわない こんなに泣なくのはこれで終おわり

君きみが生うまれて 小ちいさくて愛いとしくて
一緒いっしょに生いきてきて 少すこしずつ母ははになれたんだ
パパは居いないけど 皆みなの愛あいで生いきてると
いつか寂さみしい時ときは 思おもい出だして

強つよがっていても ふと寂さみしくなる
昔むかしと変かわりないあの人ひとの温ぬくもりにつかりたい
頼たよる訳わけじゃない この一瞬ときだけ
なんて 女々めめしい自分じぶんに 後悔こうかいの夜よる

「パパのことごめんね」って言いわないのは
私わたしが手てを引ひいて歩あるいていくと誓ちかったから

君きみが生うまれて 小ちいさくて愛いとしくて
一緒いっしょに生いきてきて 少すこしずつ母ははになれたんだ
パパは居いないけど 皆みなの愛あいで生いきてると
いつか寂さみしい時ときは 思おもい出だして

たんぽぽのように柔やわらかく
心こころにともった君きみの光ひかり
生いきる意味いみを教おしえてくれた
寄より添そう二人ふたりの影かげ 私わたしは君きみのママなんだ

君きみが生うまれて 小ちいさくて愛いとしくて
一緒いっしょに生いきてきて 少すこしずつ母ははになれたんだ
パパは居いないけど 皆みなの愛あいで生いきてると
いつか寂さみしい時ときは 思おもい出だして

いつか君きみに愛いとしい人ひとが出来できたら
迷まよわずその手てを掴つかんで
今度こんどは君きみがその人ひとを守まもり抜ぬいて

愛あいしてるずっと…